Academic-Industrial Collaboration
私たちは、IoT技術でスマートシティ化を推進しています
産学連携
私たちの豊富な経験と技術力で、社会の持続的な発展を支えたいと考えています。
地域が抱えるさまざまな課題を解決するために、当社の技術を駆使してイノベーションを生み出し、より良い未来の構築に貢献してまいります。
福知山公立大学 × IoT Station®
株式会社ゼネックコミュニケーションは、福知山公立大学 地域防災研究センターと地域から持続的に新たなイノベーションを創出することを目的に、産学連携協定を締結し、水害防止に繋がるアラート送出システムの構築を進めています。
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浸水リスクを早期に発見するためには、即時かつ正確な雨量データが不可欠です。
福知山公立大学地域防災研究センターでは、地域企業と連携し、可搬型の雨量計IoTセンサー(以下、IoTセンサー)を開発し、該当する沿川に設置することで、雨量や水位のデータを収集しています。
当社のIoTプラットフォーム「IoT Station®」は、収集されたデータを視覚化するためのプラットフォームです。
これにより、収集されたデータを分かりやすくダッシュボードに反映させ、迅速な情報提供をおこなうことで、浸水リスクに対する対策を強化しています。

IoT センサーとアプリケーションシステム導入で浸水対策
IoTセンサーを活用して、浸水リスクのある場所でリアルタイムでデータを収集し、アプリケーションシステムでその情報を解析します。
これにより、浸水の予兆を早期に把握し、迅速な対応が可能となり、浸水被害を最小限に抑えることができます。

① IoTセンサーがリアルタイムで浸水リスクを監視

✓ 河川や水路に設置したセンサーが観測値を取得
✓ 取得・蓄積したデータを「IoT Station ® 」にアップロード
✓ 5分ごとに最新データに更新
● 設置センサー : IoT 無線 雨量計、IoT 無線 水位計
● 設置場所 : 京都府福知山市 法川、弘法川流域
● センサー制作・設計 : 福知山公立大学 地域防災センター
② データは、AWS(Amazon Web Service)クラウドに蓄積

✓ センサーから送られてきたデータはクラウドに蓄積
✓ 視覚的に分かりやすい形でIoTプラットフォームに表示
✓ デバイス仕様に依存することなくIoTが実現
● 中継器 : デバイス本体に内蔵済のため不要
● 使用クラウド : アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)
● システム構成 : 株式会社ゼネックコミュニケーション
IoTとは...
インターネットを通じて、さまざまな「モノ」や機器 (例えば、家電、車、センサーなど)が互いにデータをやり取りし、情報を交換できる仕組みのことです。
③ 管理画面に表示
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✓ データ分析された情報がリアルタイムに管理画面に届く
✓ リアルタイムデータの提供により、迅速かつ適切な意思決定と対応が可能
● システム構成・開発・販売 : 株式会社ゼネックコミュニケーション
④ アラート発報

設定された閾値をこえた場合、即時にアラート通知

今後の展開
データドリブンで未来の水位変化を予測する浸水対策の実現

IoT技術を活用したリアルタイムデータの収集と解析により、浸水リスクの予測精度が飛躍的に向上しました。
現在は地域の代表者や市役所、地域防災研究センターにおいて活用されていますが、今後は一般向けにデータを公開し、より広範な地域社会に役立つ情報基盤へと進化させる予定です。
データドリブンなアプローチにより、災害予測やリスク管理の新しいスタンダードを確立し、地域の防災力向上に貢献します。
※ データドリブン・・・過去に収集したデータを分析して得られた情報を元に予測や戦略たてるなど、より客観的で精度の高い判断をおこなう方法
※ IoT Station® は、社会全体のCO2削減や電力消費量削減に寄与するよう設計をし、環境にも配慮した製品を導入することでSDGsの目標への達成に貢献いたします。